「自分の強みが分からない…」を卒業!あなたの”独自性”を見つけ出す3つの質問

フリーランスで働く

自分のことを、あなたはどれくらい知っている、わかっていると思いますか?

70%?80%?あるいは「100%わかっている」と答える方もいるかもしれません。

でも「自分のことがよくわからない」という方も多いのではないか、と思います。特に、個人事業主やコーチ、コンサル、セラピストといった「自分を売る」ことが必要な方は「自分の強みは何だろう?」とか「自分の独自性って何?」と悩むことがあるかもしれません。

「強み」や「独自性」は、身に付けるものではなく、あなたの中から湧き出てくるものだと、ぼくは思います。

「強みがない」人はいません。ただ「自分の強みがわからない」という状況があるだけです。

今回は、自分の強みや独自性を引き出すための「3つの質問」をご紹介します。

この3つの質問を自問自答することで、自ずと「自分の強みってこれかもしれない」「私の独自性ってここにあるのか!」と、何かのヒントが得られるはずです。

質問①「他人からは『すごい』と言われるけど、自分にとっては『ふつう』なことは?」

質問を変えるとしたら「自分ではふつうにしているのに、なぜか人から『スゴイ』と言われることは?」

自分の「強み」に自分で気付いていない人は、その強みを「普通」だと思っていることが多々あります。

「こんなこと、誰でもやってるでしょ」
「この程度は別にそんなにスゴくないよ」

そう思い込んでいることの中にこそ、実はあなたの「才能」や「強み」が隠されていると言えます。

なぜなら、自分が「自然にできてしまうこと」は、わざわざ「すごい」と思わないからです。

例えば、ぼくの場合。

「よくそんなに文章を書けるね」と驚かれることがあります。でも、本人は楽しくて書いているし、何なら「こんな駄文ばっかり書いてスミマセン」と思っている節すらあったりします。

「質問が上手だよね」と言っていただくこともあれば、「のぶおさんに聞いてもらうと、自分の中から色々出てくるんですよね」と言ってもらえることも多いです。

でも、本人としては特別なことをしているつもりもなければ、自分の質問が特にスゴイとも思わないし、「自分は聞き上手だ!」とも思わない。どちらかと言えば、人の話を聞くのがヘタだな、とすら思っています。

このように、自分では「別に…」と思っているのに、人から「スゴイ」と言ってもらえたり、喜んでもらえるのは、なぜか。それは、あなたの中に確実に「強み」や「才能」がある証とも言えます。

・「説明がわかりやすい」とよく言われる
・人の話をじっくり聞くのが苦じゃない
・納期を必ず守る、ミスが少ない

こういったことも、あなたの強みになりうる「特徴」です。できている人にとっては「当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、それが周りの人から評価されているとしたら、それはもう「強み」であり「独自性」です。

自分で自分を見ても、実は自分の本当に「スゴイところ」や「人から評価されているポイント」は見えなかったりします。なぜなら、自分ではそのことを「強み」とも「独自性」とも思っていないから。

ですから、他の人からの意見を参考にしましょう。人から「スゴイ」と言われたことは、あなたにとっての「強み」の原石です。そこから、自分はどう「独自性」を作っていくかを考えてみるのもGOODですよ。

【ワーク1】他人から「スゴイね」と言われたことを、10個挙げてみましょう

ポイントは「どんな些細なことでもOKにする」こと。ちょっとホメられたことでも良いので、ひとまず10項目挙げることが大切です。その中に、あなたの強みの原石が必ず隠れています。

質問②「あなたが時間を忘れて没頭できることは?」

強みのもうひとつのヒントは「夢中になれること」です。

何か好きなことをしていて、気付いたらもう何時間も経っていた・・・みたいなことが、皆さんにもあるのではないでしょうか。人は、好きなことに対してであれば自然と時間やエネルギーを注げます。

それは「やらなきゃ」という義務感で動くよりも、大きなエネルギーが動きます。自分がやっていて楽しい、つい熱中してしまうことこそ、あなたにとっての「強み」である可能性が高いのです。

・気づいたらブログを書き続けていた
・データ分析をしていたら、あっという間に夕方だった
・調べものをしていたら時間を忘れていた

こういったことでもOKです。自分では特に「楽しい」とは思っていなかったけれど、熱中してつい長時間やってしまった・・・ということに、強みに繋がる可能性があるのです。

これは、「自分の強みが発動している瞬間」とも言えます。
楽しい、という感覚は、あなたの能力が自然に使われている証拠。

【ワーク2】1カ月を振り返って「一番没頭していたことは何か?」を思い出してみましょう。

「こんなこと、仕事にならないよ」とか「こんなことに没頭していても、ビジネスには繋がらないよな」と考える必要はありません。ただ、あなたがこの1カ月間で「一番没頭したこと」を思い出してみましょう。

その「没頭していたこと」が、あなたの強みに繋がっている可能性が高いと言えます。

質問③「これだけは絶対に譲れない、と思う価値観は?」

「強み」というと「スキル」や「実績」を思い浮かべがちですが、実は「独自性」は、あなたの価値観にも宿ります。

どんなに稼げる、儲かるとしても「それはやりたくない」ということがあったとしたら、それはある意味の「独自性」です。

「儲かるから◯◯をする」とか「集客できるから〇〇をやる」ということも、もちろん大切ですし、重要です。

しかし、あなたが「本当にやりたいこと」や「本当に大切にしたい価値観」を大切にする方が、その価値観に共鳴する人と出会いやすくなります。結果として、ビジネスも上手くいくはずです。

【ワーク3】今までの人生で「嫌だったこと」「やりたくないなと思ったこと」を、できるだけ挙げてみましょう。

例えば、過去に「無理にノルマばかりを求められて嫌だった」とか「形だけの会議にウンザリした」あるいは「利益のために、お客様に合わない商品を売って嫌な気持ちになった」といった経験があるとしたら、それはあなたが「大切にしたいこと=価値観」と合っていないということ。

ネガティブな経験や思い出こそ「価値観」の言語化のヒントに繋がります。

まとめ

質問①:「他人からは『すごい』と言われるけれど、自分にとっては“ふつう”なことは?」

質問②:「あなたが時間を忘れて没頭できることは?」

質問③:「これだけは絶対に譲れない、と思う価値観は?」

この3つの質問の回答を並べてみると、恐らく何らかの共通点が見えてくるのではないか、と思います。それがあなたの「独自性」であり「強み」に繋がる可能性があるものです。

自分の「強み」は「探す」ものでもなく「身に付ける」ものでもなく「気付く」もの。自分の中に既に存在する「強み」を活かして、ぜひともあなたらしいビジネスや商品・サービスを展開し、情報発信してみてくださいね。

どうしても一人では自分の強みが見えない・・・という方は、プロの手を借りるのも良いと思います。自分で考えても出てこないけれど、誰かに質問されるとスイスイ出てくる・・・ということはよくあります。

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インタビュー歴20年、人から「質問が上手」と言われる私が、あなたの内側にある「強み」「独自性」のヒントを引き出します。

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