フリーランスなら「なんで売れたの?」を考えよう

「プロフィール」を考える

人の気持ちを察することと「関の山」

ぼくは長年ぼんやり生きてきたので、「人の気持ちを察する」とか「先回りして行動する」ということが大変苦手です。

でも反対に、そういうことをサラッと自然に、それこそ呼吸をするかの如く出来てしまう人もいるわけです。

例えば、何人かで鶏の手羽先を食べていて、そのうちの誰かがちょっと目を泳がせただけで、スーッとその人にティッシュを渡す・・・なんて人がいます。

▲手羽先。手が脂まみれになりますもんね。美味しいけど(クリックするとAmazonのページに飛びます)

ぼくなんぞは、渡された側の人がティッシュで手を拭いている最中も、手羽先の骨からお肉を歯でこそげ取るのに必死、というのが関の山です。

しかし、「関の山」ってなんでしょうかね。辞書的な意味で言うと「一生懸命やってできる可能な限度。精いっぱい」ということらしいです。

が、なぜ「関の山」がそういう意味になったのか。そこの関所まで行くのが精一杯だな・・・的なことが語源なのでしょうか。

全然関係ないですが「関の山」ってお相撲さんがいたら、弱そうですねえ。何となく毎日ギリギリっぽいし、仮に強かったとしても「横綱・関の山」っていうのもなんだか違和感がある。「関脇・関の山」とかはなんか語呂が悪いし。

話が盛大にそれた。

※ちなみに「関の山」の由来は、三重県の関町(現在の亀山市)が祭に出していた山車(山)が大変立派で「関の山ほど豪華な山車は作れまい」ということから、限度いっぱいのことを「関の山」と呼ぶようになったのだそうな。

詳しくはこちら→https://gogen-yurai.jp/sekinoyama/

真夏の味噌煮込みうどん、真冬のかき氷

そんなことを言っているぼくですが、フリーランスで仕事をする以上、お客さまが何を求めているのか、あるいは世の中から自分が「何を求められているのか」を把握することは必要だよねえ・・・と思っています。

大前提として、自分が取り扱う商品・サービスに自信があり、「これを提供したい!」という想い、情熱があることはとても大切です。だって、それがないと相手に「熱」が伝わらないですからね。

ただ、自分がどれだけ「コレ、良いんだよ!」「コレ美味しいんだよ!」と思っていたとしても、それが相手の求めていることやニーズと合致していなければ、伝わらないわけです。

どれだけ美味しかったとしても、夏の野外フェスで味噌煮込みうどんを食べよう! という人は皆無でしょうし、真冬のサッカー場でかき氷を食べる人もいないでしょう。受け取る側がバラエティを見たい、大笑いしたい! と思っていなければ、いくら「8時ダヨ!」と叫んでも、全員集合してくれないわけです。

▲「私『ひょうきん族』派だったんで・・・とかいう話は聞いてません(クリックするとAmazonのページに飛びます)

というか、我が家の近所に「味噌煮込みうどん」を激推ししているお店があるのですが、夏はどうしてるんでしょうね。冷たいおうどんも出してるんでしょうか(行ったことはない)。

本当にどうでもいい話・・・。

モノが売れる時、何が起きているかを考える

「そっか! じゃあ、お客さまが何を求めてるかが分かれば良いんだ!」と思ったとしても、そこにまた落とし穴があります。実は、「何を求めているのか」言い換えれば「ニーズ」を把握しただけでは、実は不十分です。

もう少し言うと、必ずしもお客さまは自分で自分の「ニーズ」を理解しているとは限らないのです。言い方を変えると「自分の商品が売れる」シーンは、お客さまが自分で認知しているニーズとぴったしカン・カンな時だけとは限らないのです。

と、言いますのは。

例えば、お菓子屋さんを例に取りましょう。お菓子が売れる時、お客さまが「甘いお菓子が食べたい」という直接的なニーズで動いているケースももちろんあります。でも、そうではないケースもたくさんあるわけなのです。

例えば・・・
・仕事が忙しくて疲れたので、癒やされたい
・とにかくイライラして仕方がない
・いいことがあったので、お祝いしたい
・取引先にごあいさつに行くから、手土産がほしい
・奥さん(旦那さん)の機嫌を取りたい

いかがでしょう。思い当たるフシがあるのではないか、と思います。ちなみにぼくは、甘いお菓子を持ってきていただければご機嫌にもなるし、やや面倒くらいの依頼ならお受けする可能性が上がります(釣られすぎ)。

必ずしも「甘いものが食べたいから、お菓子屋さんに行く」というほど、人間というのは単純に出来ていない、ということが言いたいのであります!! バンバン!!(両手で机を叩きながら熱弁しているの図)

「自分は何の専門家か」を分析する

ですから、フリーランスで仕事をする皆さんは「自分のお客さまは、どうして自分の商品・サービスを買ってくれるのか」をよくよく分析することをオススメします。実際に、お客様に聞いてみてもいいくらいです。

そして、お客さまが自分に何を求めているのか、自分はどんなことでお役に立てるのか? を考えてみることをオススメしたいのです。

伝わるかどうかはわからないのですが、ぼくは「やけ食いしたい時に行くお菓子屋さん」と「お祝いの日に行くお菓子屋さん」とは、確実に違うと思います。

もっと言えば「お世話になっている先輩へのお土産を買うお菓子屋さん」も、「癒やされるために行くお菓子屋さん」も、それぞれ違う気がする。ぼくだったら、それぞれ別の店を選ぶでしょう。なんなら、今の自分のニーズに合ったお菓子屋さんをインターネットで探し出して、いそいそと出かける可能性すらあります。

あ、それはぼくがお菓子に対して並々ならぬ情熱を注いでいるから・・・だということは否定しませんが。

自分の商品・サービスがどんな人に対して、何を満足してあげられるか。それを真剣に考えてみる。

それはもちろん、お店であれば立地や、内装や雰囲気、イートイン主体かテイクアウト中心かといったことでも変わります。

これは別にお店に限ったことではなく、コーチングやカウンセリングなど、目に見えないものを取り扱う方も、同じじゃないかなと思うのです。

「とにかく話を聞いてほしいからこの人」
「目標達成を後押ししてほしいからこの人」
「自分に自信を持ちたいからこの人」

みたいに、自分の「得意分野」があるはず。それを明確にすることが、フリーランスで仕事をする上ではとても大切じゃなかろうか、と思うのです。

この一軒で何でも揃う「デパート」や「ショッピングモール」を目指すのも良いのですが、フリーランス、しかも一人で仕事をする上では得策ではありません。

むしろ「モンブラン専門」とか「味噌煮込みうどん専門」くらい、自分の強みを尖らせたほうが、「あ、それを求めてた!」という方と出会いやすい。

そういう「自分の強み」を理解するためにはプロフィールがとても有効です。自分が今まで何をしてきたのか、どんなことを実現したいのか。こういうことを改めて考えてみるきっかけになるのが自分のプロフィール作りです。

自分の特徴や強みを知るには、もちろん自分で自分を深掘りすることも必要ですが、「誰かに話を聞いてもらう」ということが大切です。というわけで、ぼくは人の話を聞いてまとめる専門家だったりします。

特に、本人も気付いていない魅力や特徴、強みを引き出すことが、ぼくの強みです。なので、自分の強みを把握したい、それを生かしたプロフィールを作りたいという方は、ぜひおまかせくださいというお話でした。

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